30代のうつ病は雇用制度の大きな変化で増大している

30代のうつ病が増大しいている

うつ病は中高年の病だ、と思っている方々も多いのですが、現代は男女を問わず30代に多いのです。
うつ病体験をみても、30代にうつ病が増えていることがわかります。
さらに、労災や自殺者の増加傾向を表すデータを見ても、30代に大きなしわ寄せがいっていることがわかります。

30代うつ病

企業も、30代の社員のうつ病にどう対処したらいいのか、という悩みを抱えています。
しかし、30代のうつ病についての実態がなかなか明らかになっていないのも事実です。

それは、企業の内部事情がオープンにされにくいこと。
自分の会社にうつ病患者がいることがわかると、世間的にもうけは良くないのもわかります。
個人情報やプライバシーの問題もあるからでしょう。

この10年の間に日本の社会経済はかつてないくらい大きな変化を経ています。
バブル崩壊の後に会社に入社した人たちは、ほとんどが厳しくなっていく企業経営の中で、成果主義という新人事精度を経験しています。

年功序列や終身雇用制度が崩壊し、就職氷河期にも直面しています。
所得格差も開いており、雇用関係の大きな変化を目の当たりにうけているのが30代です。